地雷カップリングを大声で批判したくなったら
こんにちは、カフェ俺です。
先日、オタク友達とご飯をしに行きました。オタクやめる宣言をして大分経ちましたので、話についていけるか不安だったのですが、彼女の話術のおかげか楽しかったです。
今回は「地雷カップリングを大声で批判したくなったら」!です!!!!!
私と友人は共通の地雷カップリングを持っています。
地雷カップリングのスペックをどうぞ。
・作品内では最大手に近い
・神絵師が多いイメージ
・2.5ミュージカルでさらに大盛り上がり
私は「まあ見れるけど、地雷カップリングが好きな人の過激な感じが無理」
友人は「地雷カップリングはミュート済み」という感じです。
最初は大好きで、ピクシブでも検索しまくっていました。さすが大手カプ。湯水のように出てきます。たぶん5000以上のイラストや小説があります。私が昔ハマったカプは5件でしたし!!おそろし!!!
そんな私が地雷になった理由…ファンが過激すぎる
もうね~~~大手怖すぎるんですよほんと~~~~~
少しでも大手カプを批判しようとするなら、魔女狩りですよ魔女狩り
「なんでそんな否定とかするんですか?好きな人だっているんですよ、わざわざそんなこと言わなくていいじゃないですか。というか嫌いなら見ないでください」
わかるわかるよ!好きなもの否定されるの辛いもんね!よしよし!
ただ好きな人もいれば、嫌いな人もいるのを知っておこう!そしてわざわざケンカを売りにいくのやめよう!オタクって買いがちだからね!!
特にこの大手カプはすごい。確かにほかのカプでも喧嘩を売る人はいます。だけど、1の批判に対して5くらい反応するって感じです。体感的に。
そして喧嘩を売る人って同クラからの敬遠されるんですよね。そしてどんどん孤立になっていき、反省するなり、去ったりします。
しかしこのカップリングは違います。1の批判に対して
100の反応がきます。
もうね皆が戦士!戦いまくって成果をあげるのが正しい世界!戦国時代か!
このカプって神絵師も多いんですが、文字書きさんも多いです。プロの方もちらほらいる!もうね自分が培ったあらゆる語彙力を駆使して、魔女狩りしはじめます、ひええ。
魔女狩りされた人は去り、戦士たちは褒め称えられます。そしてひっそりと暮らしていた村人は「ここは怖いところじゃ…」と噂して静かに去っていきます。
そのため私はミュートにしつつも、そのカプについて話題にすることはありませんでした。触れぬ神には祟りなし。
しかし今回遊んだ彼女は狩られることを恐れず、猛然と村へと飛び込んだのです。
ただ彼女も馬鹿ではありません。村の中心部で火を起こすような真似はしませんでした。
ふせったーというネタバレ防止用のツイートを建てて、村を批判したのです。「この建物には○○村を批判する内容が書いてあります。好きな方は見ないでください」という看板を立てて。
それで「そうか、じゃ見ないでおこう」となれば優しい世界だったんですが、魔女狩りが横行しているこの村では無意味でした。次々と建物に入っていきは、「魔女じゃ!魔女がおるぞ!!」と火をつけていきます。最終的にはRTで1000を超えたそうです。
そもそもなぜ彼女が建物を建てかたというと、そのカップリングに公式からの供給があったんですね。二人が写ってるグッズとかだったらよかったんですが、2.5俳優からの供給でした。
しかもツーショだけではなく、好きな人だったら発狂してしまうような、なんというかペアの指輪をつけて寄り添ってる的な画像でした(フェイクいれてます。そんなイメージでお願いします)
原作はBLの漫画というわけではありません。二人とも男で、原作では付き合ったりしておりません。しかし仲睦まじい姿をブログで掲載したのです。村は大盛り上がりで宴会を開き、「結婚じゃー!祝いじゃー!」と叫びました。
しかし村が嫌いな人たちはもちろん、その村に無関心な人でさえ、俳優があげた写真は「過激」なものに映ってしまいました。
「付き合ってもないキャラが、あんなに仲睦まじい姿を載せるなんて…」
ここから様々な批判が生まれました。
カップリングが地雷な友人は、裏垢で「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と悲痛な叫びを残して死んでいました。
友人の屍を超えて、ちらりと見た批判をまとめると
・二人があそこまで仲睦まじい姿を載せるのは原作と違う、解釈が違う
・カップリング人気をビジネスにしている
・キャラクターを私物化している
この三点が集中的な批判対象となっていました。
一番上はよく聞くやつですね。私はカップリングの攻めが好きなのですが、いつも穏やかなキャラクターです。しかし、このカップリングになると何故か男前になります。男前ならまだしも、乱暴的になります(特にR18小説とかすごいよ!)
受けのほうが好きな人は「この子はこんなに女っぽくない!ふざけんな!」という怒りのもと、批判側に行った人も多数です。
原作を見たファンが100人いれば、100だけの解釈があります。そこでカップリングの方向性を見てしまうと、どうしても違うと感じてしまう人もいるのは無理もありません。
2つ目・3つ目の方は、主に俳優への批判です。
私はここに共感しました。確かにそこのカップリングって金になるんですよ。
二人のグッズが発売されれば1週間以内で完売、ファンの力なのかアニメや漫画でも取り上げられることが多くなりました。
だからって 俳優が 軽率に 手を出していい代物じゃない
彼らの演技には感謝しています。原作のキャラをまるで本物みたいに演じ、キャラクターのすばらしさを伝えてくれます。私も何度も涙しました。
だけど正直言ってしまえば、彼らはキャラクターがいるからこそ仕事があるわけです。キャラクターを生み出した原作が魅力的だから、彼らはお金をもらって舞台の上に立つことができます。
それを原作では普通の友人である彼らを「え?結婚したのか?」と思うくらいの写真をブログに載せるのはアウトです。二人の距離とか、もうちゅーできそうでしたからね!ちゅー!
そんな様々な批判を抱き、友人は建物を建築いたしました。
最終的には火をつけられたのですが、一緒に呪術(という名の批判空リプ)も残していきました。どんな批判が多かったのか、それに対する彼女の反論も見ていきましょう。
「好きな人もいるのにカップリングを嫌いとか言うの信じられない!」
→嫌いな人もいるのにカップリングを嫌いな人を叩くなんて信じられない!
「嫌なら見るな」
→お前が見るな
補足:俳優自体は好きだったので、ブログは普通にいつも見てる。自分はふせったーに載せたのに、わざわざ見てきたのはそっちの方。
「公式からの供給なんだから受け入れろよ」
→2.5俳優の写真を公式と同意にするな
「嫌いだから過激な写真に見えるんちゃう?(笑)」
→男の友人は、こんな風に距離0の写真を残しませんんん
「ふせったーにIDとパスワード入力して、わざわざ入って、そこにも『カップリングが好きな人注意』とまで書いたのに、わざわざ読んで、わざわざリツイートして、わざわざ空リプで嫌味を言ってくる!私はますますこの界隈が嫌いになった!!」
友人は一気にまくしたて、ジンジャーエールを飲み干しました。
その日は彼女に全面同意して終わり、今ブログにまとめながら色々と考えています。
彼女の言ってることは正しいように思えます。みんなが見えるツイートにせず、ふせったーで「見たい人だけ見てね」という配慮を見せています。そこに、わざわざ入っていったクラスタたちに非があるように感じます。
ただ火に飛び込むクラスタたちの気持ちも分かるのです。
「〇〇クラスタ入るべからず!」と書いてあったら「入れ」と同意です。
入るなと言われると余計に入りたくなる気持ちは、こちらの本で詳しく書いてあります。
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だからクラスタたちの気持ちも分かるのです。
そして入ったら大好きなカップリングが批判されている。最初の看板に書いてあった文字などは忘却されます。とりあえず火をつけます。
私はここを批判したいです。
確かにムカつくかもしれませんが、わざわざ入っていったのは自分の方という事実を忘れるのは最低です。いけしゃあしゃあと空リプで言うのは、もう批判ではなく理不尽な悪口です。
ここでもし彼女が、誰でも見えるようにツイートしていたら、彼女は批判されるべきでした。急に村の中心部で火をつけるような行為ですから。これは責められても仕方ないと思います。
ただ悲しいかな、こういう事件ってネット社会ではあふれています。珍しい話では決してありません。
彼女自身は「あのカップリングが嫌いな人もいただろうから、それを共感しあいたかった」と言っていましたが、その気持ちの裏には、「クラスタの気持ちを傷つけるリスク」があると分かっていたはずです。だから保険として、ふせったーや注意書きをしましたが、それでも激しく魔女狩りされてしまいました。
以上が事の顛末です。
さて、タイトル回収です。
「地雷カップリングを大声で批判したくなったら」についてですが、
「鍵垢でやろう」
これに尽きます。
ふせったーで書いても批判は来るなら、もう鍵垢でやろう!鍵垢も怖いけどな!ただ拡散されるリスクはぐっと減る!!
「嫌じゃ嫌じゃ~われは大声で叫びたいのじゃ~」って方は、炎上覚悟で呟いてください。ふせったーに載せようが注意書きに書こうが、多勢に無勢、あなたの声は批判されて終わります。もちろん中には味方になってくれる人もいますが、私が見る限り、「味方になってくれる人がいた!」と喜ぶ人はめったにいません。それより「批判された…」と満身創痍になる方がほとんどです。
そんな苦しむくらいなら、鍵垢でひっそりと仲間内で呟いた方が傷は少なくてすみます。
「好き」という感情は素敵な感情です。しかし反対に「嫌い」という感情も大切にしていただきたいです。
もちろん、やったらめったら「あれは最悪」「本当に無理」と生産性のないツイートはどうかと思いますが、「どうして嫌いなのか」と突き詰めたときに新たな答えが出ることもあります。
「なぜ僕は大手カップリングを好きになれないのか」と気に病むのではなく、クラスタに見つからない場所で、理由を探し続けるのも立派なオタ活だと私は思います。
どうか優しい世界が来ますように…アーメン……