私が見てきたすべてのこと

きらきらしてないOLブログ

「全て私がやった方が楽」VS「全て他人がやればいい」

 

 

こんにちは、カフェ俺です。

 

 

 

hunnyore.hatenablog.com

 

こちらの続きが完成したのですが、見られたら大変なことになるので、折を見て更新したいと思います。

今回は、この記事でも登場したA子さんの話です。

 

読んでいない方にも分かりやすい説明をどうぞ。

 

 

「3週間くらい急に不機嫌になるA子

びくびくする私、素を出して清々しい悪口を言う新人

一番胃が痛いのは現場をまとめるリーダー(病み気味)」

 

そんな4人の物語です☆

(明るくしないとやっていけない)

 

 

 

1、働きたくないA子

 

 

「全て私がやった方が楽」VS「全て他人がやればいい」

 

リーダーは前者、A子さんは後者です。

私と新人は中間くらいです。

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

リーダー

・3月に現場から離れた

・現場にいたころは7割くらいの業務を担当

・要領はすこぶる悪い

・ワード・エクセルがうまく使えない

・他人の顔色をうかがいまくる

 

 

A子さん

・穏やかな性格(だった)

・3月になってから不機嫌発動

・理由は不明

・別部署に仲良しの同僚がいる

・エクセル・ワードはあまり使えない

 

 

この二人よく見ると「真逆の楽」行くタイプです。これは後々説明します。

 

リーダーは多くの業務を担当していました。それを私たちにも振れば、自己負担が少なく済んだのに、「私がやればいいから…」とすべて担ってました。

そして要領も悪く、パソコンも得意じゃないリーダー。どんどん心を病んでいきました。

 私は「きちんと手伝いますから」と口酸っぱく言っていたのですが、現場を離れるまで彼女が業務を割り振ることはありませんでした。

 

 

そして3月

 

リーダーが離れ、業務の割り振りが発表されました。

 

パソコン業務がほんの少しできる私に大分振られました。

箇条書きにすると同じ量に見えるんですけどね。私は性格が悪いので

 

業務の頻度でまとめました。

 

するとびっくり。

 

メール一通で完結する業務(月1)

 

私:1つ

A子さん:6つ

 

月1必ず面倒な業務が発生するもの

 

私:7つ

A子さん:3つ

 

 

比重よ。

 

そこまでは許せたのですが、現場で一番重いと言われている業務が私に振られてました。ちなみにこの業務は毎日発生します。

 

私の怒りが爆発しそうになります。が、頑張って耐えました。

 

そして業務を慣れるまで頑張っていたところ、A子さんの不機嫌タイムがはじまりました。

 

ここで色々不満が出てきます。

 

 たとえばA子さんがある資料をつくっていたんですね。そこにグラフが登場します。

厳密にいえば、このグラフを作成する担当は決まっていません。「余裕がある人がつくる」という話になっています。だけど資料をつくっているのはA子さんなんだから、グラフもA子さんが作るべきではないか?と思っていました。

 

ただ3か月連続で私が作成します。

「カフェ俺さん、グラフをつくっといてください」と頼まれて。

 

んん?なんか私が担当みたいになってないか??あれ??

 

 

他にもA子さんへの不満が続きます

私たちは欠勤や遅刻の連絡をラインでするようになっています

私たちを統括する部長に届くようになっています。リーダーは現場を離れたと同時に、グループラインから抜けました。

 

ある日、A子さんが体調不良で欠勤しました。

現場を私と新人さんでは回せないので、リーダーの応援を部長にお願いします。A子さんに気をつかって、個人ラインでお願いしました。

 

ただ何度か休むA子さん。そのたびに私がリーダーの手配をお願いしていました。

 

ある日、またA子さんが休みます。いつも通り、手配しようと個人ラインを開き、思い直しました。

 

 

あれ?なんで私がやってんだろ。

 

 

なぜA子さんの穴埋めを、私が頭下げてお願いしないといけないんだろう。同じ時給で働いてるはずなのに。A子さんから感謝もされないし。ていうか私がこうやって頼んでいる事実も知らないのでは?

 

 私はグループラインに書き込みました。

 

「リーダーさんの応援の手配をお願いします」

 

しかしこのあと部長が伝え漏れをするというミスを犯しました。そのたリーダーさんが無駄に早く来てしまうという事例が起きてしまいます。

私はリーダーさんをグループに誘い、こう書き込みました。

 

「リーダーさんに応援にきていただくことが多いので、グループに入ってもらいました」

 

私の精一杯の皮肉がきいたのか、A子さんから「迷惑かけてすみません」とラインが。

本当だよ。通常だったらお前の業務だろ

 

 

とまあ、色々愚痴を書いてきましたが、まとめますと

 

 

A子さんは本当に働かない

 

 

 

ただこれは悪いとは思いません。むしろ尊敬します。

単純に「やりたくない」と言うわけではありません。人にさりげなく仕事を押し付けることで、自分が逃げてきたのだと思います。彼女自身は逃げだと思ってないのかも。思い返せば、そういうことが多々ありました。だけど押し付けられる側になるまで、私は気づきませんでした。それくらい巧妙です。私が鈍いだけかもしれませんが。

 

おそらく人を選んでいたのでしょう。

この人に頼めば文句は言わない。快く引き受けてくれると。

彼女にとってリーダーがそういう人だったんです。

 

ただリーダーがいなくなって、仕事の業務も増えました。

 

白羽の矢がたったのが私です。昔から仲良しだったよしみもあるんでしょうが、色んな仕事をちょこちょこ頼まれました。

 

 

2、損得勘定が激しい私

 

 

ただ悲しいかな、損得勘定が激しい私は怒ります。同じ時給で何で押し付けられなくてはいけないのかと。ただでさえ業務が多く割り振られているのに。

 

というわけで私は、リーダーにメールします。

 

 

「グラフ作成の担当は、資料作りをしているA子さんがやるべきだと思います。業務内容はリーダーから教えてください」

 

 

A子さんがあまり好きでなかったリーダーは、私の気持ちを汲み取ってくれました。そのまま業務の引継ぎをしてくれます。

そしてまた不機嫌になるA子さん。自分は働きたくないのに、どんどん業務を任されることに反発しているのでしょう。

 

A子さんの失態は、私が損得で動く人間だと把握してなかったことです。

情では動かされません。この世のすべては金でできている。

 

だから同じ時給で、比重の違う仕事を任されることに猛反発します。

 

この発想を直さなくては常々思ってるんですけどね!

だって社会なんて不条理ばかり。同じ給料もらってんのに…と怒ってたらキリがないんですよ。自分のエネルギーを使いまくるし。

少しずつ直そうとしています。今回、重い仕事を振られても「成長のため」と頑張ることを決めました。

 

しかし押し付けられるなら戦うまでです。

直接対決するつもりはないので、リーダーを通して言いました。

おかげでA子さんが不機嫌になりましたが、知ったこっちゃありません。

 

素知らぬふりして業務に臨みました。

 

 

 

3、すべての業務を背負うリーダー

 

 

なるべく働きたくないA子さんとは対照的に、リーダーは真逆をいきます。

ほとんどの業務を背負い込み、病んでしまったリーダー。「すべて私のせいです、すみません」が口癖です。発想も変わってることが多く、たくさんの人から陰口をたたかれてました。

私はリーダーから教えてもらった恩があるので、そこまでは言ってません。むしろ直接言います。「なんでもっと業務を振り分けないんですか」と。

 

リーダーは悪い人ではありません。ただ考え方があまりに理解ができません。

 

ちゃんと考えた結果、おそらくリーダーは「全部自分がやったほうが楽」と結論付けました。

 

私みたいに、「それはおかしい!」と反発したり、業務をなくすために動いたりすることが、激しくストレスなんです。だったら言われたことだけを、ただ淡々にやっていたほうが彼女にとって楽なんですよね。理解ができませんが…。

思うのですが、それってロボットと同じじゃないですか。ロボットの方がミスがないし、土日も働いてくれるし、まだマシです。言われたことを工夫することなく、疑問をもつことなく、淡々とこなす人間なんてポンコツロボットと一緒です。

 

そんなリーダーがA子さんから反発されたら、「じゃあ私が…」という考えになります。そこで反論するほうがストレスだから。

 

 ある意味、A子さんとリーダーの相性はよかったんです。「全て私がやった方が楽」「全て他人がやればいい」、ぴたりとピースは当てはまってるのです。リーダーは不満に思っていても言えないタイプですし。

 

歪みながらもパズルはできていたのですが、リーダーが抜けたことにより、パズルは壊れてしまいました。

 

 

 

 以上が事の顛末です。

自分が楽するために、「すべての業務を担当するリーダー」と「すべての業務を他人にやらせたいA子さん」

 

色々な形があるのだと、無駄に感心してしまいました。

そして二人を見ていると、「生きづらくないのかな」と正直思ってしまいます。

自分がまかされた業務を、頭使ってこなした方が、会社のためにも自分のためにもなると思うんです。どうしてそんな風に生きられないのだろう。

 

今回学んだのは、この二人の性格を変えるのは無理だということです。

よっぽど近くに(家族や彼氏など)価値観を変えてくれる人がいたら別ですが、同僚レベルの私が言ったところで反発を生むだけでしょう。

 

A子さんは現場でどんどん孤立していきます。

自分が割り振られた業務をやらず、私たちの反感を静かに買っています。

彼女がいつ気づくのか、はたまた死ぬまで気づかないのか、私には皆目見当もつきません。