フェルメール展へ行ってきました
こんにちは、カフェ俺です。
こないだ有休をとったので、フェルメール展へ行きました。
日時指定となった展覧会。
近頃、展覧会で2時間3時間待ちというのもザラにあります。
そんな状況を避けるべくの対応だったとか。
私は良い案だなと思うのですが、
ネットがうまく使えない人が現地へ行き、
「当日券は買えません」と言われたらキレるという現象は起きそうだなと
でも長い時間待って、人ごみの中見るのもどうかと思いますし、
こういう売り方がもっと広まれば認識も違ってくるのかな
そんなわけでチケットを購入しました
ここで首をひねったのが、時間を選ぶところがなかったこと
セブンイレブンから発券する方法で購入したのですが
日にちは選べても、時間を選ぶことができない
ん~~?と思いながらも、とりあえず購入しました(おい)
まあ違ってたよね
さっきまでチケットを買えない人を馬鹿にしてた奴が!!!こら!!!
日にちは合ってるのですが、時間が9:30~10:30でした。うっそーん。
慌ててチケットに記載してあった電話番号にかけます。
インフォメーションの方には「日にちと時間が選べるはずなのですが…」と言われました。うん、私もそう思ってたんだけどね。
その時すでに13時、入場時間はとうに過ぎています。もう少し詳しく状況説明したら、
「買い間違いってことですよね?」と言われ、ちょっとむってなりそうでした。
しかし自分の落ち度という可能性もあるので、「そういうことですね」と自分を抑えました
そのあと美術館のスタッフに話をつけとくので、相談してくださいと言われました。
私の予想なんですけど、たぶん買い間違えても、インフォメーションに電話しなくてもいけるなと思いました
そのまま美術館の方に相談したほうが手っ取り早いかと…
ただ人気の展覧会なので、混み具合によっては入れないことも十分にあり得ます
一応インフォメーションの方に電話しとくのがベターかなと
そのあと上野の森美術館へ向かいました
平日だから空いてるかなと予想してたのですが、思いのほか混んでました
当日券も売っていましたが、列が割と長かったです
スタッフの方に事情を説明したら、苦笑されながらも対応してくれました
そして見てきましたフェルメール展!
フェルメールだけではなく、他の画家の作品も飾られ
17世紀オランダ絵画の広がりと独創性を紹介しています。
チケットは2500円と私の印象としては強気な値段です
しかし国内では最大の8点を展示するという注目性や、
音声ガイド無料ということを考えたら妥当なのかな
さらにガイドブックももらえます。これは嬉しい。
恥ずかしながら、絵を見ても「あぁこの技法を使ってるね」「作者はこんなことを言いたいのね」と分かりません
馬の耳に念仏、猫に小判、豚に真珠とはまさにこのこと
しかし、このガイドブックはすべての絵の簡単な説明をしてくれています
たとえばヴィーナスの絵が飾ってありました。
たぶん見ただけだと「きれいな人だな~」としか思いません
しかし今回は「ヴィーナスの冠のバラは愛の象徴、右手にはキューピッドの矢を持つ。また左手に持つハトも愛の象徴である」と説明を読み、勉強することができました。
印象的だった絵は、恋文を書く男女ですかね。
二枚の絵が飾っており、対になっております。
見ただけだと、男性が女性のために恋文を書き
女性が恋文を読んでいる絵だと認識してたでしょう。
ここで音声ガイドを聞きます。
「男性の後ろにあるステンドグラスは〇〇の絵で、移り気を表しています」
なんだって
「さらに女性の後ろにある絵は嵐の絵です。これはこの恋が荒れることを示しております」
なんだって
ラブラブな男女と思いきや、
男は移り気が強く、しかもこの恋愛は嵐のように荒れるだと…?
そんなの絶対、男が浮気して女が枕を涙で濡らす展開じゃん!
たしかに男の顔を見ると、移り気が多そうな顔をしてるような…
一枚の絵から色々と妄想ができます。楽しい。
最後のエリアにはメインであるフェルメールの絵画が展示されております。
「牛乳を注ぐ女」が一番有名ですかね。
「真珠の耳飾りの少女」はなかったです。
どの作品も光の入り方がきれい!
やわらかな日差しというのでしょうか。窓からの光が、人の顔に優しい陰影をつけています。
午後の昼下がり、何気ない日常の一部。そこを見事に切り取った作品がそろっています。
さらに舌を巻いたのが、構図。
光の射し方や手の示しで、人に注目がいくように描かれている。
緻密な技術に感心せざる得ませんでした。
有意義な美術館巡りができました。
フェルメール展、少し高いですが、音声アナウンスが無料だったり、ガイドブックがもらえたり、福利厚生が手厚いです!
勉強もできるので興味がある方が一見の価値ありです。
公園の木漏れ日がきれいでした。