【職権濫用は】39歳バツイチ上司が異動した話①【特技です】
こんにちは、カフェ俺です。
毎回この名前どうなのかと思うのですが、
いいのが思いつかないので多分このままでしょう。
今回は職場の話です。
私の職場はいわゆる女性社会で、
夜中ドラマとかにある女同士のどろどろがありました。
まだ男の人がいなかっただけマシなのかもしれませんが・・・
一般的な会社のように部長や課長がいて、
私はいわゆる現場で働く派遣です。
登場人物は何人かいるのですが、主に5人です。
えらい順に並べていきましょう。
M:職場の雰囲気をぶっ壊した張本人。現場の職場では立場が一番上。38歳バツ1。
コーヒー:私の教育係。独特。Mからのいじめがすごい。
カフェ俺:私。
牛乳:穏やか派遣。私より3か月あとに入社。もうすぐ30歳。既婚。
J:正社員。私より半年後に入社。33歳独身。アイドルオタク。
分かりやすく、敵っぽいのをローマ字
味方っぽいのを飲み物にしてみました。
それでは、つらつら書いていきます。
私が入社した日、Mから呼び出した日のことを今でも思い出されます。
業務上の注意や、シフトなど、仕事の基本的なことを言われたあと、少しだけMの顔が曇りました。
小首をかしげると、小声でこう言ったのです。
「コーヒーさんには気をつけて」
顔も名前さえも知らない人を注意しろと言われ、???マークが頭の上に並びます。
「はあ」となんとまあ気のない返事をしてその場は終わりました。
コーヒーさんは私の教育係でした。
第一印象は「やけに丁寧な人」という意味でした。
「やけに」というところには若干の悪意があります。ただの物腰柔らかな人ではなく、丁寧すぎてどこか「わざとらしい」を感じる人でした。
その後、業務を教えてもらうのですが、案の定、丁寧すぎて辟易しました。ありがたいんですけどね。
いろいろと丁寧すぎて、圧を感じるレベルでした。
しかし「悪い人ではないんだよなあ・・・」とため息つきながら毎日を過ごしていました。
不器用にひたむきに私に業務を教えてくれてるだけなのです。効率悪いしうざったいけど
コーヒーさんへの印象は「うざったいし、独特だけど、悪い人じゃない」でした。
しかし周りからコーヒーさんへの当たりが本当に強い。
その時の現場はMと派遣二人、コーヒー、私という五人なのですが、私以外の3人からの陰口がすごい。特にMがすごい。
・現場にコーヒーがいない方が雰囲気がいい
・コーヒーは仕事が全然できない
・社員に媚び打ってる
・社員と付き合ってる
めちゃくちゃに言っています。
最後の社員と付き合ってるは、どうやって確かめたかと聞くと
勝手にコーヒーのパソコンを覗いて、メールを見たそうです
「社内メールを私的に使うのもあれだけど、勝手にパソコン見るのもどうなの…」
私は思わず絶句してしまいました。
そんな陰口やら引っ張り合いなどが半年ほど続きました。
その間にも牛乳さんやらJなどの新人が入ってきます。
MがJの教育係になったのですが、30超えた独身BBAということで気が合うのか、妙な連帯感が生まれてました。
そんな不穏な空気が生まれたりはしましたが、
この頃にはだんだん過激なMの行動があらわになってきました。
一番驚いたのは、コーヒーを異動させようと裏で手を回していたことです。
コーヒーを何とか異動させようとしたとき、ちょうど別部署の事務職が空きました。
するとすかさず別部署の採用担当の人に
「新人をとらないでくれ、コーヒーの枠が消えるから」
とお願いしてたというのです。
それって職権濫用では…というか人間のやるとこじゃない…
他にも「おそらく課長がコーヒーのことを聞きにくるから、悪く言ってくれ」と頼まれたことがありました。しかも勤務中に。
私ははっきりと「確かにコーヒーさんは変なところあるけど、恩もあるし、悪く言いません」と断りました。
課長から話を聞かれることはなかったので、私がMから見て役に立たないと思われたのでしょう。
最初は味方だった派遣さんも、だんだんMのことを見放しました。
この派遣さんがすごかった。
あんだけMと仲良くしてたのに、見放した瞬間に半月くらいでMを異動にさせてしまいました。
この派遣さん、仕事できるし、上のお偉いさんともよく飲むし、可愛がられてたんですね。
私の印象は「頼りになるけど、絶対敵に回しちゃいけない人」という位置づけでした。
半月で、Mがやってきた行動や言動を上に報告、異動させてしまった手際のよさには、背筋がぞっとするものがありました。
こうしてMが消え、やっと穏やかに仕事ができると思ったら
Mは火種を職場に残しておりました…
そうJという火種を…(続く)